新作

okami092009-04-17



 これなんだ。


 数年前から作っているテーマ作品「大人のペットボトルカバー」。ライフワークになりつつある・・・・・・・ありません。わはは


 最初に作ったのはいつだったか・・・たしか画像があるはずだから、あとで探してリンクしてみる。


 自分用がメインであるが、これまで15個くらい?贈り物にしており、作ったらすぐラッピングしたい。ラッピングしたらすぐあげたいな私なので、贈り物用のはほとんど記録がない。結構いいのあるのよ・・・・って画像がないからなんとでもいえる(^^;)。


 ペットボトルカバーも、最近はいろんなデザインのがあり、大人かわいいみたいなのも結構見るが、渋かわ大人かっこいいみたいなのが好きな私は、市販のものじゃ全然納得できないですよ。


 そこらのある程度の規模の雑貨屋さんなんかで売るには、しかもここらだと、あまり競争もないから店自体少ないし、店としてはある程度量産できないと採算とれないだろうから、価格とのバランスを考えると、どうしても、どっかでみたような柄使いだったり、ここにもう一枚別の柄入れて欲しかったな〜だったり、このピンクがもう少し派手目だったらいいけど、発色いい生地は高いんだろうな〜だったりして、一瞬目をとめても、買おうって気にならないのよねぇぇぇぇ。


 自分で作るときには、使いたい生地のどの柄を見せるかとか、組み合わせる生地とか分量とか、刺し色必要か?とか、刺し色どれにするか?とか、同じ種類の色でも、こっちの薄いのか濃いのか明るいのか両方かとか、そりゃぁぁぁぁ時間かけて考えるわけよ。だから、毎回毎回自分では「これ以上の傑作はもう出ない!」くらいの、そりゃぁぁぁいいものができるわけさ・・・・て、すごい自画自賛。がははっは。いいのだ、自分のブログだから。


 そんなわけで、この新作も、生地決めて完成するまで3ヶ月かかりました。単に忙しくて、まとまって縫ってる時間とれなかったわけですが・・・・衣装レシピ作ってる合間とか、デコってる合間とか、夫のワイシャツアイロンかけの合間とか、衣装縫ってる合間とかに、生地ひろげて型紙置いて考えては置いといて、はさみいれようと広げては置いといて、印つけてはおいといて、一本縫ってみては置いといて、アイロンかけてはおいといて、マチ針打っては置いといて・・・・もう、無理かと捨てちゃおうかと思っては、置いといて・・・・と、長い道のりを経て、完成に至ったわけでございましてございます。


 昨日、最後の仕上げをしたわけであるが、なんでそれが昨日できたかったいうと、本当はデコの教室の教材のデザイン考えなくちゃいけないんだが、アイデアが浮かばず煮詰まってしまったので、他のことしたくなったわけさ。


 なんでもいいやって感じがいやなんだよね>教材。


 これでもいろいろこだわりがある私は、何かをデザインするときに、必ずそこに意味をおきたいわけ。今回の教材でいえば、なんで、今回この方々にこの素材で、このデザインで、この色使いで・・・・みたいな。それは単純に、春だから桜ででもいいし、今年のラッキーカラーがピンクろゴールドだからピンクメインででもいいし、とっかかりはそういう簡単なことでいいんだが、そのキーワードみたいなものが自分の中でぱちっとはまらないと、全然進めないわけさ。


 だから、この段階が一番時間かかるわけね。


 お偉い作家先生じゃないんだから、ともかくなんでもいいから出せよっていうのがありっていうこともよーーーくわかるが、だとしてもそこにちょっとでも自分の色がないと、いくら数を出しても何も進歩がない気がするのよねぇぇ。かけだしデコ講師だから、生徒さんとの距離はほとんどないわけで、でも、この人に教わってよかったって思ってもらえなければ、私もだけど、生徒さんだって、かっくしだよね。新しい世界を見に来てくれるわけだから、そこではじめてあう人や作品の印象が良いか悪いかで、その奥に行るかどうかの決め手になるってことは絶対あるしね。私自身、なんたら教室行って、「げげ、こんな感じなんだ。もういいや」みたいな経験あるし。初めての人っていうは、何もわからないし、何も知らないからなんでもいいじゃなくて、だからこそ、その世界の本当の楽しさとか奥深さを少しでも感じてもらえて、しかも、初めてでもそれなりに楽しめるっていうものを提供しなくちゃいけないから、実は一番難しい相手なんだってことを、再認識する今日このごろ・・・・


 自分自身への評価がどうだっていうこともあるわけであるが、


 なんとなくわかっているような気がしていたけれど、世界はまだまだ広くて、深いんだな〜ってことがどんなことにも当てはまるっていう感覚を広げていきたい・・・みたいなところもあったりなかったり・・・・どっちだ?


 見えてることだけがその世界の全てじゃなく、それは人にもそうで、見えてる部分を支えている見えないものの方が大きかったりするんだよね。人を侮ることなかれ、物事すべてあなどっちゃいかんよって感じ。


 ま、わかる人にわかってもらえばよいんですけどね。


 ・・・・っていうスタンスはよくないのかもしれないですね。