土鍋でご飯


 このネタははずせない。

 運動会の朝、炊飯器が壊れた。


ぎゃーーである。






 運動会よ。お弁当つくんのよ。


なのに、炊飯器壊れたのよ!


 なんてふっておいてなんですが、実は壊れたのは、ご飯が炊けて、お釜を出したあと。


 三合のお米を炊いて、すべておにぎりにしようとお釜を出して蓋をしめ、でも、考えてみれば今回は雲ちゃんと二人分のお弁当。三合全部をおにぎりにするのは多いわねと、夫の朝ごはんにもと半分くらいをオニギリ用にとりわけ、お釜を戻そうとしたら、あーーーーーーーーーーーーーた。


蓋があかない。



 蓋開けようスイッチを何度押してもびくともせず、たたいても、ゆすっても、投げつけても・・・・・いやさすがにそこまではしなかったが、本当に全然反応なし。午前4時だったが、眠そうにしている夫に「ねぇ、炊飯器が壊れた」と相談すると、「へ?」と急に目を覚まし、たたいたりゆすったり・・・・でも無反応。夫は工具を取り出して蓋のねじとか取ってみたが、炊飯器って丈夫ねぇぇぇぇ。ねじとって、裏についてる金属板はずしても蓋はずれもせず・・・・・・・さ〜すが〜・・・って感心してる場合じゃない。


 夫は中にご飯がはいってるのかと思って、あわてたらしいが、それが違うことがわかり、「オレこんなことしてる場合じゃない」と。そうです、あなたは、これからドイツに行くんです。炊飯器の蓋を直してる場合じゃありません。って。声かけるなよ>あたし。あはは〜〜。


 てなわけで、とりあえず蓋があかず、お釜が出たまんまのほかの部分はまったく異常がない炊飯器はそのままに、夫はドイツへあたしと雲ちゃんは学校へ行き・・・・・・当日は疲れ果ててピザとりまして、昨日はおでかけして350円のきつねうどんが夕飯になり・・・・さすがに今日はご飯が食べたいなと思い、かねてから考えてはいた、土鍋でご飯をやってみました。



そうしたらあーーーた










 ご想像通り、美味い!



 本当に美味い。



 近所のスーパーで買った、一番安いお米だったのに、そうあのときは、お米がなくなってお米買いに行ったのに、お米は重いから最後にとろうと思って、他の食材を物色しているうちにお米を買うのをすっかり忘れ、車にもどって「あ”−−−−−−−−−−−−−−−−−−−」と思い、くそう!と思いながら店にもどり、お米を買おうと思ったが、よけいなものを買いすぎて持ち合わせが少なくなり、安い米しか買えず・・・・なにもこんなに詳しくうちが安い米を食べていることを暴露しなくていいもんであるが、その米が、ほんとになんていうか、料亭のご飯並みよ。
 うちの炊飯器もそこそこよく作ってあって、ちゃんと水付け時間とかを忠実にやると、かなりのレベルに炊けていたけどさ、これまた別のスーパーで買った、小さめの1000円土鍋なのに、しかもテキトーーに炊いたのに、ほんとにほんとにほんとにほんとに美味しいのよ!食べに来てよ。まじよ。オニギリ屋さんしたくなったわよ。いや、単にご飯セットとかいって、ご飯と味噌汁と漬物のセットでもいけるよ。

 二人分だけど、明日の朝分までと二合たいたのに、二人で美味い美味いと食べまくって、小さいお茶碗一杯分しか残っていません。



 あんな適当な土鍋で炊いてあれだけ美味しいんだから、こんなお高い土鍋で高級米を炊いたらどういうことになるのか・・・・・たぶんあたしは食べ過ぎて、チャーシュー状態になるわね。

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 ああああ、なんであんなに美味しいの。ただでさえ食欲の秋・・・・・まずいよ〜。炊飯器修理しようかなって・・・・なんか、方向性違うし。蓋のロック部分がバカになったんだと思うけどあれって直るの?直らなくてもいいけど・・・美味しい土鍋ほしい。土鍋が美味しいわけじゃないか。がはは