いい加減あきたでしょうが・・・・

 昨晩夫から言われて嬉しかった言葉。



 あまりに適当なあの人に翻弄された感があり、脱力感に襲われ、


「でも、ああいう人が相手だから、こっちももう全然ちゃんとしてなくていいのかもしれないよねぇぇ。『女将さん、こないだこういう風にいってたじゃないですか!』って指摘されても、『そうでしたっけ?忘れちゃった』みたいな反応すればいいから楽かも」


みたいなことを言ったら、


「相手の土俵に上がっちゃ駄目だよ。いつもきちんと説明できる根拠を持って、誰に対しても何に対しても公明正大に対応して取り組む誠実さがママのいいところなんだから、その姿勢は変えちゃ駄目だよ。
 ああいう人は絶対に見限られていくから、それは10年かかるかもしれないけど、そうなったときに、ママが相手の土俵に上がってしまっていると、ママのことを信頼する人もいなくなってるよ。大変だけど、頑張って、その姿勢を続けるべきだと思うよ。」


と諭された。


 昨夜あたしが泣いたのはこの青字のフレーズ。この人はわかってくれているんだと思ったら、地の底まで落ちていた魂が浮かび上がってきた気がした。


 たしかに疲れるのよ。バカじゃねぇのって自分でも思うし、周囲を見ても、そんなまじめに取り組んでなくても、なんとなくうまくやっている人っているのに、不正は許しません!みたいなアンテナがいつも立っている自分が、イヤだったりもして、誰に対して誠実であろうとしてるのか?それって意味あるのか?みたいなことを思いながら、やっていたりもして、結構悩んでいたりもしたのだが、一番近くにいる人にその部分を認められて、すごく嬉しかった。


 もちろんいろいろ問題ある場合もあるのだが(私)、一所懸命、誠心誠意、公明正大・・・・これはあたしの信条としてゆるがせちゃいかんのだろうな。道徳の教科書かがちがちに頭の固いシスター、あるいは小学生のお習字の課題字って感じだわね。