長じゅばんの補正をした話

okami092009-12-06



 灯油を買いに行くのに着てみた。こないだ、着物着て、自分でセルフでガソリン入れるってのに挑戦したので、今日は灯油を・・と思ったが、今回は夫の付き添い。付き添いっていうか・・・だから、助手席でお嬢様のように座っているだけの置き物着物奥様。わはは


 この黄八丈、たぶん亡くなった叔母の形見なんであるが・・・たぶんて・・・母から譲り受けたときにそういっていた・・ような気がするし、母がこれを着てるのを見たことない・・・叔母は身長160センチ、体重たぶん70キロな大柄な女性だったので、でかいのよ。


 今持っている着物の中で、色目と柄が一番好きな着物であるにも関わらず、そのでかさゆえに、どうしてもすっきり着られず、なんだかいつもいまいち決まらない。仕立てなおせばいいんだろうが・・・・


 で、今日も着てみたが、やはり帯前に一回着なおし。


 それでもやはり、おはしょりがあまってあまって、しかもなんだかおさまらないし、上前は右のうしろ〜に回るし、帯だけの姿では外に出るのはさすがの私でも気が引ける。そんなわけで、このニットのセーターみたいなのを着ています。

 例の着付けDVDを見て以来、帯周りは結構すっきり着られるようになり、裾すぼまりの重要性も認識して意識するようになり、シルエット的にはそこそこまとまってきたが、襟元がどーーも決まらない。


 たぶん、長じゅばんの着方が悪いと思われる。


 左右の半襟の出てる分量が違うでしょう?これよこれ。前はぐずぐずなりに、左右対称だった・・・ような気が・・・そして、考えてみると、前は長じゅばんじゃなくて、肌着に半襟がついた襦袢もどきを着てたんだよね。この長じゅばん、あうべき部分があってないのかも。どうにかしたい(率直に言おう。捨てて新しいの買いたい。しかもあつらえたい。体にあったやつね。)が、そういうわけにもいかないので、なんとか補正してみようかと思ったり思わなかったり・・・


 だって、こないだ、袖の長さ(裄)を調整しようとじっくりみたら、じゅばんの袖って、二枚になっているっていうか袋になっているっていうか・・・全部が全部そうじゃないみたいだけど、たまたまこの襦袢はそうで、単にとってかーって縮めて終わりって感じじゃなく・・・・うげげげと思ったが、どうしてもトライしたくてやってみた。


 できた。


 はやっ(^^;)がははっはは


 でも、「できた」ってのは、一応補正という目的は果たしたっていう意味であって、本当に正しいやり方で完成しているのかは不明。こういうときに先生ってのが必要だわね。


 そう、Tシャツの袖でも短くするつもりでやり始めたら、結構手がかかるのよ。表といて、裏といて、袖分解して、サイズ直して、縫い合わせて、方向間違えないようにまたあわせてぐりんとひっくり返して、身頃に縫い付け、裏袖をまつる・・・・うーーー、奥が深すぎるぜ>和裁。あまりに行程が長い・・・いや、まっすぐまっすぐなので、簡単っちゃぁぁ簡単なんだが、本当に正しいのかどうかがわからない状態でやっているので、ストレスもあり時間もかかる。悩むからね。なので、襟のクリを深くして〜とか思っていたが、とりあえず袖だけでやめた。


 それでも、いつも袖口からチラっと見えてストレスだった袖が出なくなり、快適。一から作った方が、構成もわかっていいんだろうけどね。どうすべか。



 それとは別にこの襟の出方・・・・研究の余地ありだわ。独学ってのがなんともすごいが、がんばります。


 ちなみに、中はこんなの。