一言

 今のあたし、ぐりぐりというか、プチちりちりっていうか、懐かしい表現でいうとソバージュとカーリーの中間くらいの、年の割には結構ハードなパーマをかけている。外にでる用事があるときには、絶対にムースで整えるのであるが、今日は家!と決め込んだ日は洗いっぱなしなので、結構ふんわり・・・・といえば聞こえはいいが、120度くらいの扇形状に頭が広がったりしている。


 なんでそんなパーマにしたかったというと、スラ○ダンクの何巻目かの表紙の女の人になりたかったから・・・っていうのは後付けで、「こりゃきついわ」っていう年齢になる前(あたし判断)に一度ロングのぐりぐりヘアになってみたかったから・・・ぐりぐりじゃなくても人生二度目のロングヘアを見てから、おばあさんになりたかったからなんである。

 
 髪の毛伸ばすのにだけは・・・だけ?・・・根性が足りない私は、いつも中途半端時期に切りたくなって、切りたくなったら速効切る、しかも反動で超ショートにしたりするので、いつまでたってもロングにならないんである。


 でも、もう50近い今、この時期を逃したらきっともう一生ロングにはなれないと思い、パーマかけて中途半端時期を乗り切ろうとしているわけである。


 前置きながっつ。


 それでもなかなか伸びないのは栄養不足?とか思いながらの挑戦なんであるが、やっと少しロンゲが見えてきた感じの昨今。無理矢理ではあるが髪をまとめてあげたときに、宅配業者対応くらいには不自由しない程度に長さがそろってきた。まだご近所でも買い物とかはいけない(^^;)回覧板まわすのも気がひける。朝のゴミだしはどうか?チャレンジしてみるか。


 で、今日、昼間髪を上げてそのままのスタイルで雲ちゃんの宿題見ていたら、雲ちゃんが「髪型かわった?」と聞くので、「かわったっつうか、まとめて上げてんだよ」といったら、にやけながら、


「若く見える・・・って


いったらどうする?」



と。


 後半の「どうする?」っていう言葉の意味がいまひとつ不明ではあるが、一応奴なりに褒めてみたらしい。親子だからこそ、通じる愛コンタクトみたいなもんがあるわけよ。(ほんとかよ。がはははっはは)


 どの程度本気なのかわからかったが、ちょっと嬉しかったので、


「500万円あげる」


と、答えておいた。


 あたし、若く見られることにそんなに喜びを感じないし、アップにすると本当に若く見えるのかどうかってのも、雲ちゃん基準だと本当にそうか?みたいなところもあり、「若く見える」と言われたこと自体に反応したわけじゃないんだが、雲ちゃんが、人の(わたしの?)姿かたちに興味を持って評価するってことをやったこと自体に雲ちゃんの成長を感じて、嬉しかったのよね。

 ま、女とみたらやたらと「お、若いですね」「綺麗ですね」と言ってまわる奴になるってのも考えもんではあるが、少しくらいはそういうことをいえるような男子になってほしいもんね。