森のリトルギャング

 観ました。


 私的には、いまいちそそられない映画だったんですが、ポケモンとかヒーロー物とかにしか興味がないと思っていた雲ちゃんが、これは前から観たいと言っていたので、是非連れていこうと思い続けて数週間・・・って感じで。


 ラジオ体操のため、朝4時に起きたので(詳細は後日)、つまらなかったら寝てやろうくらいの気持ちで、全然期待せずに行ったら、結構面白かったですよ。子連れなので、吹き替え版を観たんですが、バーンの声があってたし、主人公RJも、なかなかよかったです。顔が似ている、害獣駆除業者は、台詞まわしがイマイチで、まだまだ勉強してくれよって感じでしたが。


 で、またまた映画館で事件に遭遇した私・・・・・


 その事件とは・・・・



(続き)


 あまり混んでない場内で、私たちの隣には、小学校2年生か3年生くらいのお兄ちゃんと、幼稚園児の妹ちゃんが二人だけで観ていました。お母さんは、終わったら迎えに来るっていうパターンでしょうか。


 で、話が進み、クライマックスのあたりで、なんだか妙にくすくす笑っている声が・・・


 子連れ前提映画なので、もともと笑い声や話し声もよく聞こえ、くすくす笑いくらいは全然気にならない・・・はずが、妙に近いし、全く絶え間なしって感じで、イヤな感じはしないものの、ちょっと気になりだして周囲を見回す・・・・・までもなく、お隣の妹ちゃんの声だと判明したわけですが、



 なんと、その妹ちゃん、泣いてる!


 たぶん、主人公達がやられそうな雰囲気や、害虫駆除業者と人間代表のおばさん役の風情が怖かったんだろうと思うんですが、うちの子や周りの子供がゲハゲハ笑っているシーンで、顔を覆って、泣いている・・・・最初どこか痛いとか?なんて思ったりもしましたが、ちらちら様子を見ていると、やはり映画がちょっと怖かったらしく、そのまましくしく泣き続ける妹ちゃん・・・


 お兄ちゃんは、自分が持っているポップコーンを渡そうとしたり、一応気を使ってはいるものの、そこはやはり子供、自分はゲハゲハ笑っていて、あまり親身になっている感じがない。ま、兄妹ってそんな感じかもね。


 それはそれでいいんですが、さて、ここで、私はどうしたものか。


 「大丈夫だよ。今は頑張っているシーンだから、このあと、ちゃんと助かるよ。怖くないから、悪い人たちはきっとやられるから平気だよ」とかって声をかけてあげたい気もするが、この状況で、全然知らないおばさんから突然暗闇で声をかけられて、かえってパニックになったりしないだろうか?


 とか、


 お兄ちゃんにお母さんの携帯番号聞いて、妹ちゃんを場外に連れ出し、電話させて、お母さんを呼ぶ、


 とか、


 雲ちゃんと場所をかわり、雲ちゃんに励まさせるとか・・・ってこれは無理そうだから、3秒で却下。


 とにかく、いろいろいろいろ考えましたわよ。


 でもさ、変な事件が続く昨今、妙に手を出して、妹ちゃんが怖がって、終わった時にやってきたお母さんに、「あのおばさんが・・・あのおばさんが・・・っえ、っえ、っえ・・・・」って泣かれたら、あーーた。あたしゃ、きっと疑われるわよ・・・とか、思うと下手に動けず、最後の方は映画に集中できずにおりました。


 そうこうしているうちに、エンドロールになり、いつもは早く出たがる雲ちゃんを我慢させて、一応最後まで見て、明るくなって席を立つのに、早々に会場をでてしまいましたわ。あーーん、薄情〜〜>わたし。


 子連れだから、疑われるってことはないだろうし、考えすぎて、保身に走りすぎてあの妹ちゃんに可愛そうな思いをさせたかな〜と、自分の勇気のなさを不甲斐なく思っていたら、会場の外で会った時に、涙の跡を残しながらも、けろっとしておにいちゃんと走りまわっている妹ちゃんを見つけ、ほっとはしました。


 大人1700円。安くはないし、いっつもいっつも子供の相手できない(したくない)のも、同じ親として、よーーーーくわかります。もしかしたら、やむにやまれずかもしれないし・・・が、やっぱ、映画館暗いしさ、子供の性格とかみてさ〜、小さいうちは、できるだけ一緒にいてあげようよ・・・ってちょっと思いました。お母さんを責めてるんじゃないよ。



 ま、人のことはおいといて、わたしはどうすればよかったと思いますか?誰か教えて。