夕飯大会


 夕飯大会?


 なんの大会?
 単に誰かのうちに集まって、夕飯を一緒に食べるっていうイベント。イベントといえるかどうかも定かでないくらいの小規模イベント。



 昨年の夏休み。同じマンションの雲ちゃんの友達くんたちとそのお母さんと、川遊びに行き、帰宅したのが4時前。一人、習い事がある子がいて、その子にあわせて早めに帰ったのであった。

 
 でも、夏休みの午後4時は、子供たちにとっては、別れ難い時間。まだまだ名残惜しそうにしている雲ちゃんたちを見かねて、「うちで一緒に夕飯食べます?・・・・散らかってるけど・・・・」と声をかけたのがことの始まり。思いつきなので、焼きソバとかパスタとかなんか適当ご飯だったけど、「夜まで遊べる!」と感動した子供たちと、お母さんと、飲んで食べて遊んで、超楽しい宴となり、その後二回ほど、会場を変えたりしながら、不定期に続いてる。子供たちは、顔見るたびに「今度は夕飯大会いつですか?」と私に聞く。


 雲ちゃんも超楽しみにしているらしく、ことあるごとに「ねぇ、今度はいつやる?夕飯大会」と私に聞く。


 そして、今回。どーーしても夕飯大会を催したいという雲ちゃんのたっての願いを聞き入れ、PTAだ部活だの衣装だのと超忙しく、夜はばたっと寝てしまいたいのを我慢して、前期最後の日に開催することにしました。


 で、雲ちゃんは、「雲ちゃん新聞」というのを発行し、「いよいよ第三回夕飯大会が開催される!」という記事を書いて、集まる予定の友達に配り歩く。本当はもう少しやっているのだが、うちでやるがの三回目だから、第三回ってことらしい。声をかけた子供たちも、ちょーーーー楽しみにしてくれているらしい。習い事を休んで夕飯大会に臨む子もいるらしい。で、嬉しいことに、「夕飯大会は雲ちゃんちじゃないと楽しくない!」といってくれているとのこと。


 嬉しいじゃねぇの。


 あたしが、天城越えを歌うわけでもないのに、何が楽しいんだかよくわからんが、うちに来るのが楽しいのは嬉しいことです。当日は午前午後と部活で、きっとへろへろだし、翌日は地域行事の準備の手伝いがあるし、その翌日は地域の行事で手伝いに行かなくちゃいかんし、もう一日でもいいから休ませろ状態ではあるが、楽しみにしてくれている子供たちのため、あたしゃ頑張るよ!