自習
タスキかけてるし、エプロン片手に持ってるし、夕飯作るぞ時間な夕方で微妙に着崩れてるし、この画像じゃよくわからないと思いますが、実は、今日のあたしは一味違う・・・・ような気がしている(^^;)。
自分で着る事自体はなれてきたというか、とりあえず着て外に出る程度には着なれてきたが、どーーもあちこちおさまりが悪く、いまいとつふたつ三つ四つ自信が持てないので、新しく着付けの本を買ってみた。
これがあーーた・・・・
いい。
実にいい。
何がいいって、添付のDVD、襦袢と着物を着る段階の説明が非常にわかりやすく、しかも、そのとおりに着ると、これまでぐしゃぐしゃでどうしてもおさまりが悪かった背中とか、おはしょりとかが、ぴたっと決まるじゃないの!
これまで見た本なども、もう一度さらえば同じことが違う表現で出ているのかもしれないが、この本というかDVDのやり方は、「へぇ、ここまでひっぱるのか」とか「ここを引くのか」とか、そういう発見がいっぱいあって、それらを実行することで、ぎゅっとか、ぴしっとかいう感じが実感できて、着てる途中、紐一本締めるだけで、違いがわかる。
たぶんこれまで見ていたのが駄目っていうことじゃなく、私もちょっと着慣れてきて、着方も少しわかり、着ているときの課題もわかり、とらえるポイントが明確になっているからってことなんだと思うが、それにしても、すごい。
いや〜、着物ってこうやって着るんですねの、「こうやって」が単なる順番追った方法論ってことだけじゃなく、着物を着あげた(こんな表現ないが)ときの具合というか風情というか、そういうのがよくわかる。
着ている最中の所作なども格好だけじゃなく、それをすることでよりきちんと着られるってのがわかり、その動き自体もしゃきっ、ぱりっっとしていて、やってる自分がかっこいい感じがする。がはは。
着物だって昔はそれしか着るものなくて、日常だったわけだけど、着る段階からきちんと着ることで着てるところから気合が入るっていうか、気分が立つというか。自分を仕上げていく感じがすっごく気持ちいい。普段着の洋服でも、しっかり整えながら着ると、ずるずる着ているときとは姿が違うのと一緒よ。デザイナーであった母が、「洋服は着るならぴしっと着らな(博多弁:着ないとね の意)」って言ってたが、これ納得。
帯も、DVDのポイントを緒さえながら締めたら、これまでどーーーしてもびしっと決まらなかった貝の口が、直線的にばしっと決まって、気持ちよかった。
随分ほめるな〜。
たまたま自分が知りたかったポイントを網羅してあったんですね。しかも、その目指す方向性が一致してたのね。
前にいった着付け教室も、かなりよかったし、やはり、初心にかえって教えてもらうとか、学ぼうとする姿勢を持って臨むと、進歩があるな。
とはいえ、実はやはりまだお太鼓が結べません(ToT)
DVDのやり方で、途中までは「おお、これか」っていう感じがつかめたけど、肝心のお太鼓部分がどーーーも決まらない。きれがないっていうか、隙だらけな風情になってしまう。
練習すればできるようになるんだろうか?独学で、二重太鼓とか結べるようになったらすごいけど・・・二重太鼓なんてまだまだまだまだ先のことではあるが、とりあえず名古屋帯のお太鼓くらいはクリアしたいものです。
で、大絶賛の本がこれ。
DVD付 手ほどき七緒 大久保信子さんの着付けのヒミツ (七緒別冊 プレジデントムック)
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2008/10/10
- メディア: ムック
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かなりいいので、こっそり独り占めしたい感じであるが、紹介しちゃおう!
えらそうに言わせていただければ、全くの初めてという段階よりは、少し自分で着てみて、なんかいまいちなのよねぇぇっていう段階で見ると、劇的に着付けがわかるしかわれる着方がわかります。特に添付のDVD、これいいです。わかりやすいです。
それにしても・・・・
着れば着るほど思うのは、フリーサイズのように言われる和服ですが、やっぱり体にあったものを着ることが、きれいに着る第一のポイントのように思います。
で、自分の寸法で作った着物がほしくなります。それはじゅばんもしかり。今私が普段によく着てる襦袢は、おばの新古品(昔かっていて着てないから私にくれた)で、丈はあっているけれど、裄が長い。既製品だからしょうがないが、あちこち微妙にあってない。下に着るもんだしぃぃと、そんなに気にしてなかったが、この微妙なズレが、最終的なしあがりに影響が大きい。これまで襦袢なんてどーーでもええよって思ってたけど、着物用の全ての下着類を自分サイズにお直ししたくなった。
結婚するときに作った襦袢があるが、それは正絹なので、日常的に着るのは抵抗があって(手入れが面倒くさい)とっておいてあるが、そうそう超よそいきなんてないし、普段着におろそうかな。
つうか、長じゅばんあつらえたい。着物と帯もほしい。腰紐すらあたらしいのがほしい。これからの時期用に和装コートは作ろうと策中であるが、草履もほしい。草履も作れるもんなら作りたい。草履職人になるか?やっぱ東京の東側に住みたい。またそんなこといって・・・
着物生活、この寒い時期にだけ、地道に続けてる感じが熱しやすく冷めやすい私らしくなくて、なんかいいのよね。
ああああ、宝くじ当たってぇぇぇ。呉服屋さんまるごと買いに行きます。