逆効果


 睡眠時間が短いと、肥満傾向になるとか、集中力落ちるとか、成長ホルモンがでないとか、いろいろいろいろ悪影響があることを、最近続けて聞いたので、これはきっと、もっと早く子どもを寝かせろという神様の声に違いないと、早寝作戦決行。



(続き)


 これまで9時ベッドに入れ!と言っていたが、それじゃあ実際に寝るのが10時近くになってしまうこともあり、遅すぎる!と常々思っていたので、今日から8時半にはベッドに入るよう指導。指導って・・・


 それでもあたし的には遅いと思っている。私なんて、少なくとも3年生くらいまでは本当に8時に寝かされてたもんね。土曜だけ「8時だよ!全員集合」見るために9時までは許可されてました。



 ま、それはいいとして、いきなり8時じゃペースがつかめまいと、一応30分だけ早くしてみた。でも、それこそペースがつかめないようで、なんだか全然ねられないようなので、眠くなるようなお話をしてあげることに。


 そこで選んだのが、「ケロロ軍曹女将宅に参上」・・・っていう、いかにも面白そうな作り話。


 正直、この時点で少しやばいなとは思ったが、面白くない話なんてできるわけない>私。がはは


 案の定、話始めた途端、目をつぶりながら、にやける雲ちゃん。話が進むにつれ、ニヤニヤは全身に回り、体中で楽しんでいる様子。ウヒヒって笑いたいのをこらえている様子も伝わる。その様子が可愛らしくて、またまた面白い場面を作り出す私・・・・寝かせたいんじゃないのか>私。


 でも、寝なくてはいけないことは本人も承知しており、一所懸命寝ようとしている・・・・ていうか、この状態にしておいて、寝なさい!って言ってる私って鬼?


 そのうち、うつぶせになって、顔を枕にうずめながら、肩を震わす雲ちゃん・・・・あまりに寝ろとうるさいので泣いている・・・わけではなく、笑っちゃいかんという思いをこらえているうちに、笑ってしまうあの現象らしい。場面は、ケロロが雲ちゃんと一緒にアンチバリアーで身を隠し、学校にいって、授業中の雲ちゃんに話かけ、先生に注意されるシーン。続く、きゅうりをでかくするシーンも面白かったらしい。先生の物まねがよかったのか、単に場面設定がよかったのか、雲ちゃん馬鹿受け。自分で、「邪魔するケロロを抑えるつけるポーズ」とか言いながら、新しいエピソードまで提案する。目をつぶったままね。がはは


 いかん、いかん、いかん。


 このままでは、寝るどころが、夜通しこの話が続いてしまう可能性大、大、大。


 なんといっても話をしているお母様が楽しくなっており、オールキャストの物まねをしながらの熱演。そりゃ聞いてる子どもは楽しかろう(激しい思い込み)。とくにケロロとモアとタママの真似は、ひょっとしたら代役が務まるくらいに上手い。「ていうか、神出鬼没?」「ていうか極悪非道?」なんていう四字熟語せりふが、場面にあわせてとっさに浮かんでしまうあたり、むしろ才能を感じる・・・・って、誰が誰にいってんのさ。がはは


 雲ちゃん、そんな状態で寝付けるはずもなく、楽しいケロロ話は逆効果でございました。


 で、しょうがないので、モアに地底基地をぶっとばさせ、ついでに、買い込んでいたガンプラも全て吹っ飛んだことにして話を終わらせ、背中をとんとんしていたら、やっと寝付いた次第です。それでも、寝たのは9時15分。早くはないけど、30分早めにベッドに入った甲斐はあったかな?でも、45分近くも話してたのね>私・・・・


 明日からは世界名作全集より・・・みたいな品行方正な話をしてやるか・・・・つうか、小学校2年生に作り話をして聞かせるお母さんってどうよ。ちゃんとした本読んでやったほうが情操教育にはいいんじゃねぇの?